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【ネタバレ】義母と娘のブルース正月SPの続編はいつ? 画像有

綾瀬はるかさん主演『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』のドラマ内容が衝撃的で話題になっています。

女性
女性
えぇ~!どんな内容か気になる。
男性
男性
忙しいから長時間ドラマ観てる時間ない。トホホ・・・

そんなあなた必見の記事内容となっているので、最後まで読んでみてくださいね。

本記事では、

  • 義母と娘のブルース 2020年謹賀新年SPの徹底ネタバレ
  • 義母と娘のブルース 2020年謹賀新年SPの続編はいつ?

について情報を共有します。

【ネタバレ】義母と娘のブルース正月SP

~2019年秋・大阪~

企業のコンサルタントとして仕事をしている宮本亜希子(義母役:綾瀬はるかさん)は外国人のクライアントに英語で大阪案内兼交渉をしています。

宮本亜希子:「彼らの作った大阪は独特のビジネスルールを有する街となりました。例えば全ての話にオチを求められるという地獄のコミュニケーションルール。では次へ。例えば辞書には決して載らない暗黙の言葉のルール。大阪人の『考えとくわ』は『考えません』『行けたら行くわ』は『行きません』。言葉通りに受け取ると訴訟レベルのトラブルを生みかねません。御社が大阪市場に参入しようとするならば必ずや、その独特なルールとの戦いを強いられることになるでしょう。ここまでよろしいですね?」

 

~大阪案内兼交渉の間にお昼ご飯(串カツのお店)へ~

宮本亜希子:「再三ご説明致しましたように、独特のルールを持つ大阪人を相手にビジネスを仕掛けるのは容易ではありません。確かにソースの2度づけは禁止です。しかしながら、どんな時にも抜け道はあるものです。(料理に添えてあった生キャベツでソースをすくい、その上にカツを乗せてクライアントに差し出す)ただし蛇の道は蛇。抜け道を知っているのは大阪を熟知した者だけということになります。どうか私どもとの契約を再度ご検討いただけませんでしょうか?(頭を90度に下げる)

義母と娘のブルース正月SP~亜希子の勤務先『アクセル・ビジネスパートナーズ』でボスに交渉成立報告~

亜希子のボス:「君はなんて素晴らしいんだい、アキコ。あの錆びた蛇口のような男達からこんな条件で契約をもぎ取ってくるなんて・・・アンビリーバブル(信じられない)!どんなマジックを使ったんだい?」

亜希子:「キャベツの葉でしょうか?1枚のキャベツがソリューション(問題解決)となることもある・・・と。」

 

亜希子のボス:「で、ここからが本題なんだがアキコ。ゴールデンアスレティックという会社知ってますか?」

亜希子:「通称ゴルディックと呼ばれるグループのことでしょうか?銭湯から始まったスポーツジムですね。1980年前後ロープライス戦略で大成功。最近ではM&A(合併&買収)を重ね業態を多角化。しかしながら時代の移り変わりと共にジムも今やかつての勢いを失い、買収を重ねた子会社群との間にもアディショナル(追加)なシナジー(二つ以上のものが、相互に作用し合い効果や機能を高めること)は見受けられず、経営はいよいよ要注意レベルに陥るのではないか・・・と聞いております。」

亜希子のボス:「その通り!」

亜希子:「しかしゴルディックグループは確かコンサルなどの外部ブレーン(頭脳)は好まない企業体と聞いておりますが・・・」

亜希子のボス:「今回は流石に危機感を覚えたのでしょう。私の友人からコンサルタントの契約の話を持ち掛けられましてねぇ。私が担当しても良いのですが、ここはひとつアナタ(亜希子)のさらなるステップアップを見てみたいと思いましてね。」

亜希子:「かしこまりました。早急に検討着手致します。」

義母と娘のブルース正月SP~夜 ベーカリー麦田の前で、みゆきが大樹を1人暮らしの自宅に誘う~

義母 亜希子の娘 宮本みゆき(上白石萌歌)は、黒田大樹(井之脇海)に「今から自宅に来てほしい」と誘います。

みゆきと健全なお付き合いをしている黒田大樹は直前にベーカリー麦田の店長 麦田章(佐藤健)から男のたしなみだということで男女の営みに使用するゴムを無理矢理プレゼントされていたことを思い出し赤くなりました。

 

~みゆきの部屋~

みゆき:「ど~お?大樹(ひろき)君。分かった?(天井の)どこからお水漏れてるか・・・」

大樹:「(脚立を使用して天井裏を覗いた後に)うん。一応写真は撮ってみたけど・・・」

みゆき:「ここのさぁ・・・」

大樹:「あっ!」

(脚立から降りようとして足を踏み外し、みゆきを押し倒した状態になる

大樹:「み・・・みゆき・・・」

みゆき:「ひ・・・大樹君・・・」

みゆきがふと横を向くと、そこには大樹が麦田から無理矢理プレゼントされたゴムの束が落ちていました。

みゆき:「これ何・・・?」

大樹:「そっそれさ・・・俺が買ったんじゃないんだよ。あの店長からもらった・・・」

みゆき:「なんでそんな嘘つくの?!」

大樹:「えっ?」

みゆき:「(可愛いキャラクターが描かれた包装のゴムを見て)こんなの男の人が買う物じゃなくない?普通こうゆうの買うのは女の子だよね?誰からのプレゼントなの?」

大樹:「あ・・・あのさぁ。みゆきはこれ何だと思ってるの?」

みゆき:ピーピーラムネのふなっしー版でしょ?!スーパーに売ってるこうゆう長~い・・・」

大樹:「ぷっはははっ!」(吹き出し笑い)

みゆき:「ちょっと何?なんで笑うの?」

大樹:「みゆき、これはさぁ・・・」

 

~ピーピーラムネではないと知ったみゆきが大樹を部屋から追い出す~

みゆき:「受験生のくせに何考えてんのよ?!」

大樹:「だから店長に押し付けられただけって言ったじゃん!」

みゆき:「(大樹の靴を大樹にぶつけながら)もう合格するまで会わないから!!」

大樹:「ちょっちょっと!えぇ~・・・」

 

~部屋に1人きりになったみゆきは、ゴムを天井裏に置く~

そして水漏れの場所を確認し出すみゆきの元へ義母 亜希子から着信がありました。

みゆき:「は~い。みゆきでーす。」

亜希子:「みゆき?お母さんですが今日は何か困ったことはありませんでしたか?」

みゆき:「それがさぁ~・・・(ゴムを見て)コ・・・」

亜希子:「こ?」

みゆき:「(ゴムを手で隠しながら)あ!これじゃなくて漏れが・・・」

亜希子:「漏れ・・・とは?」

みゆき:「水漏れしてるみたいなんだけど、どこが原因か分からなくて。」

亜希子:「簡単にシチュエーションを説明して頂けますか?」

 

~説明する~

みゆき:「お母さんの言う通り、外壁から水が伝ってきてたよ。明日(大家である下山不動産の)おばちゃんに言ってみる。」

亜希子:「私がいないばかりに・・・お世話を掛けますね、みゆきには。」

みゆき:「全然。全然こんなの社会勉強だから。お母さんは?今日はお仕事の方どうだった?」

亜希子:「実は今までで1番大きなクライアントを任されました。」

みゆき:「えっ?どこ?」

亜希子:「内密に願いますが、ゴルディックです。」

みゆき:「えぇ~スゴイじゃん!有名なジムだよね?」

亜希子:「はい。これが上手くいけば恐らく正式採用になりますかと。」

みゆき:「ホントに?」

亜希子:「はい。そうなりましたらベースアップ(賃金値上げ)も期待できますので、欲しい物・やりたい事など考えておいてください。」

みゆき:「えぇ~・・・何がいっかな~。旅行も行きたいし、あっ!でもなぁ免許も取らないと。あ~でもなぁパソコンも買い替えたいたいしなぁ。」

亜希子:「ではゆっくりお考えください。おやすみなさいませ。」

みゆき:「うん。おやすみなさい。」

義母と娘のブルース正月SP~亜希子 会社をクビになる~

亜希子のボスは、『人は石垣 人は城』という社訓(経営ポリシー)を掲げるゴルディックに対して人員整理によるリストラクション(リストラ)を提案するように亜希子に指示しました。

しかしながら亜希子は、「業績が悪化しても今まで一切のリストラを行わなかったゴルディックに全面的な人員切り捨てプランを提案すること=ゴルディックが望む再建の形なのか疑問だ」とボスに食い下がりますが、結局ボスの指示に従います。

 

~ゴルディックへのプレゼン当日~

亜希子の人員整理によるリストラ提案に腹を立てたゴルディック社長 山本勘九郎(武田鉄矢)は、

ゴルディック社長:「あんなぁ。手足切り落として成長もクソもないやろ!これやからコンサルは嫌いやと言うたやろ。」

と亜希子のプレゼンを途中で中止させて、会議室から出て行ってしまいました。

そんなゴルディック社長に食い下がろうとする亜希子に、亜希子のボスは自ら交渉すると伝えます。

 

~ゴルディックの会社廊下内~

会議室から出て、秘書と2人で歩いているゴルディック社長の後ろから亜希子のボスが近づき話しかけます。

亜希子のボス:「申し訳ございません、社長。いや、私も(人員を)切るばかりでいいのかと宮本(亜希子)を指導したのですが、彼女、相当な自信家でしてぇ~。あの者(亜希子)は(今回のプロジェクトから)外します!ですから、なんとかもう一度チャンスを頂けないでしょうか?」

 

~亜希子の勤務先『アクセル・ビジネスパートナーズ』 ボスと亜希子~

亜希子:「私が・・・クビ?」

亜希子のボス:「YES!」

亜希子:「プロジェクトを外れろというのならまだしも、クビはいくらなんでもおかしくないでしょうか?

亜希子のボス:「僕もそう言ったんだけどさぁ。先方(ゴルディック社長)がカンカン(激怒)でさぁ。君(亜希子)をクビにしないと今すぐ僕が結んだコンサル契約を解除するって言うからさ。」

亜希子:「お言葉ですが、私はこのプランでいいのかと事前にボスにチェックして頂いたはずです。」

亜希子のボス:「僕もそう言ったんだけどさぁ。だから責任は僕に取らせてくださいって。だけど(ゴルディックの)社長がさ、責任はミスをした本人に取らせろって言うわけさ。」

亜希子:「他社の人事に口を出す権利はないと思いますが。」

亜希子のボス:「それも言ったんだけどさぁ。ごめんね。かばいきれなくて。」

義母と娘のブルース正月SP~亜希子、東京に帰る~

思いがけず会社をクビになった亜希子は、『ゴルディック社長が私(亜希子)を気にくわないとしても、クビまで要求する必要はない。となるとボスが保身の為に私(亜希子)を排除した』と考えます。

みゆきの写真を見ながら空を仰ぐと、カラスの大群が東京方面に矢印の形のフォーメーションで飛ぶ姿を見かけます。

亜希子:「これは・・・一旦自陣へ引けというお告げでしょうか?!」

 

すぐさま東京に帰ってきた亜希子は、過去にみゆきから言われた言葉『母さん(亜希子)がスゴイね!って言われたら、私きっと自分がスゴイね!って言われたような気になると思う』を思い出します。

亜希子:「しかし・・・(クビになったことを)みゆきには何と言えば・・・」

 

~頼りにしている噂好きおばちゃんの下山不動産の前~

亜希子:「とはいえ、まず最初にココに寄るのは違う気がします」

と独り言を語る亜希子の前に、下山不動産のおばちゃんが現れます。

亜希子は会社をクビになったことを打ち明けようとしますが、機会を逃してしまいました。

 

義母と娘のブルース正月SP~みゆきのアパートで、麦田と赤ちゃんに対面~

しばらくみゆきのアパートに暮らすことにした亜希子は、下山不動産のおばちゃんと共にみゆきのアパートにやってきて室内に入ります。

すると玄関には見慣れない男性の靴が置いてあり、泥棒が室内にいるのでは・・・と探りながら辺りを見渡しました。

そんな時にベーカリー麦田 店長 麦田章(佐藤健)と見知らぬ赤ちゃんが、室内のお風呂場から出てくる現場を目撃してしまう亜希子とおばちゃん。

ベーカリー麦田 店長:「宮本さん!こいつ俺の子じゃないんすよ!」

亜希子:「では誰の子なんですか?!」

みゆき:「分からないの!」

店長と亜希子が慌てている状況の中、みゆきがアパートの部屋に戻ってきました。

みゆき:「お母さん、分からないの。私も。誰の子か・・・」

亜希子:「・・・分からない?誰の子か・・・?」

亜希子:「誰の子か分からない子をみゆきが・・・?」

誰の子か分からない子をみゆきが産んでしまったと早とちりした亜希子は、みゆきのアパートの部屋から飛び出していきました。

亜希子:「これはどうしたことなのでしょう?!」

頭が混乱している様子の亜希子さんは、外を早歩きしながらクールダウン。

義母と娘のブルース正月SP~亜希子 赤ちゃんが部屋にいる経緯を知る~

落ち着きを取り戻した亜希子は、改めてみゆきのアパートの部屋に戻りベーカリー麦田 店長とみゆきから事情を聞き出します。

赤ちゃんはベーカリー麦田の前に捨てられていて、誰の子か分からないとの複雑な経緯を知った亜希子。

威厳のある赤ちゃんの顔を見つめ、つい「専務」と呼んでしまい、その後は皆、赤ちゃんのことを専務と呼び始めました。

 

ちなみにベーカリー麦田 店長と赤ちゃんが、みゆきの部屋のお風呂場から裸で出てきたのは、赤ちゃんの排便後のお尻を洗うためでした。

みゆきは急いでオムツを購入してくると行って出掛けたため、赤ちゃんと2人きりになったベーカリー麦田 店長。

仕事着(コック服)を汚したくない為、ベーカリー麦田と赤ちゃんは裸でお風呂に入った深い経緯があったようです。

 

このまま赤ちゃんを預かっていると誘拐と見なされてしまう可能性がある為、警察に届けようとしますが、なんと衝撃の置き手紙があったことが判明します。

 

【置き手紙内容】

「麦田様 この子はあなたの子です。これからはあなたが育ててください。よろしくお願いします」

この手紙を見た亜希子は、ベーカリー麦田 店長に詰め寄ります。

亜希子:「本当に、ただの1人も心当たりはないのですか?この子の母親と呼ばれる人物にただの1人も?」

店長:「・・・ないと思いますけど?」

亜希子:「私には、店長のようなナチュラルボーングッドルッキング男子を世の女性がほっておくとは思えないのです。もしかすると、万が一に、ひょっとしたら女性は覚えているけれど店長は忘れている・・・という罪な事はありませんか?」

店長:「・・・・」

亜希子:「心当たりはないこともない・・・?」

店長:「まぁ、そうかもしれませんねぇ。」

亜希子:「それでは、店長はまず心当たりのある方と連絡を取ってみてください。その方が出来心でやられたことであれば、お引き渡しすればすぐに終わることですし。」

店長:「は・・・はい。」

その間赤ちゃんはおばちゃんがお世話をすることに決まりました。

 

義母と娘のブルース正月SP~亜希子 ゴルディックジムに立ち寄る→赤ちゃんのお世話をすることになる~

~ゴルディックジム内~

亜希子はゴルディックのジム内に入り辺りを見渡します。

するとジムまでも【人は石垣 人は城】の社訓が掲げられていることに衝撃を受ける亜希子。

そんな亜希子の元に1本の電話が掛かってきました。

 

~みゆきの部屋内~

なんと赤ちゃんのお世話中に【ぎっくり腰】になったおばちゃん。

おばちゃんの代わりに赤ちゃんのお世話をすることになった亜希子は、オムツ替えでオシッコを掛けられたり、粉ミルクが手間の掛かるドリンクだと気付いたり、抱っこすると寝る・ベッドに置くと起きて泣くという赤ちゃんの特徴に思った以上に手が掛かり疲れ果てている様子。

 

~緑が丘総合医療センター(お母さん達が集まる子育て支援センター)~

赤ちゃんのベビーカーの中から【緑が丘総合医療センター(お母さん達が集まる子育て支援センターがある場所)】の用紙が見つかり、早速赤ちゃんと共に行ってみる亜希子。

今回の目的は、専務とお母さんを知っている人物を探すこと。亜希子は新米ベビーシッターという設定で子育て支援センターに潜り込みます。

ママさん同士の会話グループに参加し、ママさん達の悩み(子どもが電池を飲んだ・消しゴム飲んだ・なんで置くと起きるの子どもって?!・近くに子どもを見てもらえる人がいると、すごく助かるのに・・・どれだけ便利になってもやっぱり人手。)を聞いた亜希子は、

亜希子:「やはり皆さん、子どもから目が離せないようですね・・・逆に人手があれば皆さん助かるということでしょうか?人は城ということなんですね。」

とゴルディック社長の「人は石垣 人は城」という社訓の重要性を改めて感じた亜希子。

亜希子:「子育て支援にニーズがあることは明白なんですよ?専務。問題はコストとシステムだと思われるのですが・・・何か良いお考えはございませんでしょうか・・・?」

と行き詰まっている所に、みゆきから外食の誘いの電話が入ります。

 

義母と娘のブルース正月SP~亜希子 ゴルディックに再提案を決意する~

~外食店の前~

みゆきから「会わせたい人がいるから、外食しよう!」と誘われ、お店の前に向かう亜希子。

専務のお世話があるから断ろうとしますが、みゆきのサークルの先輩が専務のお世話をしてくれるとのことで、みゆきが会わせたい人に会うことになった亜希子。

お店にいたのは、亡き夫 良一の上司だった笠原部長でした。

 

笠原部長:「聞いたよ。亜希子さん。会社ヒドイ目に遭ったんだって?」

会社をクビになったことをみゆきに言い出せずにいた亜希子は、すぐにみゆきの様子を確認しました。

みゆき:「なんで言わないのかなぁ?お母さん。」

亜希子:「言えなかったんです・・・」

笠原部長:「聞くところじゃあ、理不尽な話のような気がするんですがねぇ。なんならもう一度私の方から話をしましょうか?ねぇ?」

亜希子:「ご心配ありがとうございます。しかしながら、お気遣いなく。宮本亜希子は、個人として正式に改めてゴルディックに経営改善の提案をしようかと考えてますので。」

笠原部長:「それって・・・(亜希子の元勤務先)アクセル・ビジネスパートナーズの仕事を奪うって事ですか?リベンジでしょう?!一泡吹かせるつもりなんでしょう?!」

亜希子:「人聞きの悪い事を仰らないでください。ゴルディックに改めて提案したいアイデアが浮かんできたものの、残念ながら既に解雇されてしまいましたので、致し方なく個人として提案しようと・・・それだけの話です。」

笠原部長:「いやいやいや。リベンジだ!リベンジでしょ?あなた昔からそういう所ありますよね。私知ってますよ。」

亜希子:「それは若かりし頃の話。今の私にはそのような負けん気は微塵もございません」

みゆき:「あの!お母さん、アイデアって?」

亜希子:「一言で言うとゴルディックグループを子育てを応援する社会貢献度の高い企業にリブランディング(時代や顧客に合わせて再構築)するというのはどうか?・・・と」

みゆき:「子育て?」

亜希子:「具体的な設計はこれからですが。子育て事業にはまだまだ需要の追いついていないフィールドがあると思います。例えばライトなお手伝いです。私もほんの1日2日ですが、乳幼児の子育てを経験し、ちょっとした人手の有り難さを知ると同時にそれがないと不便さをイメージすることができました。例えばそういうところのニーズに応えていく企業になることでサバイブ(生き残る)できないか?・・・と」

笠原部長:「しかしながら、マネタイズ(収益化)にはハードルが高いんじゃないでしょうかねぇ・・・」

亜希子:「分かっています。でも私は親でもありますから、自分の子供が子育てするかもしれない社会を少しでも生きやすい社会にしておきたいと思うのです。」

義母と娘のブルース正月SP~専務を警察に届けるかで亜希子とみゆきがバトル~

~みゆきの部屋~

ぎっくり腰が治ったおばちゃんが、そろそろ警察に(専務を)届けた方がいいと誘導します。

亜希子:「そうですよねぇ・・・」

みゆき:「えっ?なんで?」

おばちゃん:「あんまり長くなると、ちょっとの間預かって様子見てましたとか言いにくくなるだろ?」

みゆき:「え・・・でも専務どうなるの?私達が警察に届けたら・・・」

亜希子:「まずは施設などに預けられて、親が迎えにきたり、見つかったりしたら親元に戻されるのではないですかね。」

みゆき:「それって専務にとって良いことなの?子どもを放り出して2週間も迎えに来ないってもう出来心とか言えないレベルになってると思うんだけど。そういう親元に戻されるってどうなの?専務にとって幸せなことなの?」

おばちゃん:「まあ問題のある親元に戻して、痛ましい事件が起きてたりするからねぇ。」

みゆき:「でしょ?!でも警察ってよっぽどの問題がなければ返しちゃうでしょ。実の親ってそれだけで。」

おばちゃん:「そうはいっても、返す返さないは私達からは何にも言えないわけだからさ。」

みゆき:「でも。でもさ。親が来たらそこはもう返さなきゃアウトかもしれないけど、このままずーっと引き取りに来ない可能性だってあるわけじゃん。その場合を考えたらだよ?」

亜希子:「私は相当な理由がない限り、実の親御さんの元で育つ方が子どもにとって結果的に幸せだと思います。当たり前ではないですか。輸血や移植などが必要になった場合、血縁間なら可能なソリューション(解決)が赤の他人よりは随分多くなるでしょうし、日々の生活においても気性や体質についても血が繋がっていれば自ずと分かる・繋がっていないと苦労しても分からないなどということもあるのではないでしょうか?」

みゆき:「それってさぁ。私を育てるのは、すごくしんどかったってこと?」

亜希子:「そうは言っていません。」

みゆき:「言ってるじゃん。」

亜希子:「言ってません。」

みゆき:「言ってるよ!」

亜希子:「みゆき、とりあえずこの話は後にしましょう。とにかく専務は明日警察に連れていきます。警察に行けば、専務の親も探してくれるでしょうし、ひょうっとするとお迎えに来られない切実な事情が何かあるのかもしれませんし。いずれにせよ、警察とコンタクトを取るのが専務の為だと考えます。」

みゆき:「自分の為でしょ!自分が面倒な事に巻き込まれない為だよね?!」

亜希子:「あなたの為でもありますよ。専務といる時間が延びれば延びるほど、正しい判断ができなくなるのではないですか?」

亜希子の言葉を聞いたみゆきは、たまらず部屋から飛び出していきました。

 

~翌日の朝~

亜希子が朝起きると、隣で寝ているはずの専務の姿がありません。

慌てて部屋中を探し回る亜希子が玄関をふと見ると、みゆきからのメッセージが貼り付けてありました。

『専務とお散歩行ってきます。今日は休んでて!みゆき』

亜希子:「そうですか・・・誘拐と言う名のお散歩ですか。」

怒りをあらわにした亜希子は、みゆきのメッセージ用紙を破りました。

 

~専務を探す亜希子~

みゆきの大学まで専務を探しに来た亜希子は、専務を連れて逃げるみゆきを見つけます。

電車を乗り継ぎ全力疾走で専務が乗るベビーカーを押すみゆき。

亜希子が追いかけてくる姿が見えなくなると、安心したのか立ち止まり、

みゆき:「疲れたね。専務」

と専務に話し掛けます。

亜希子:「では交代いたしましょうかね。」

と、急にみゆきの前に亜希子が現れました。

みゆき:「こ・・・怖いんだけど。お母さん・・・」

亜希子は専務が乗るベビーカーを押し、早歩きで坂道を下って行きます。

その後を追いかけるみゆき。

その時、亜希子がつまづき、ベビーカーから手を離してしまいました。

亜希子&みゆき:「専務っ!」

ベビーカーは坂道をどんどん加速しながら進んでいきます。

その方向には車が・・・・

専務が危ないっ!

その時、脇道から見知らぬ男性が突如出てきてベビーカーを止めました。

亜希子:「ありがとうございます!」

ベビーカーの元に近寄ろうと走る亜希子とみゆきでしたが、なんと見知らぬ男性は専務が乗るベビーカーと共に走って逃げていきます。

 

義母と娘のブルース正月SP~見知らぬ男性は専務の実父だった~

たまたま通りがかった大樹の助けを借りて、専務を連れて逃げ回る見知らぬ男性を捕まえた亜希子とみゆき。

実はこの見知らぬ男性は、専務の実の父親でした。

専務の父:「僕の奥さんです。(スマホで写真を見せる)あいつ、ひゅうが(専務)を産んで死んじゃったんです。」

大樹:「シングルファザーってこと?」

みゆき:「そういうことじゃないかな。」

専務の父:「もうホント何もかもバタバタで・・・葬式の手続きしながら、ひゅうがのお世話本とかで覚えて・・・でも全然本の通りなんかいかないんです。ミルクをあげたら2時間は保つって書いてあるのに、全然もたないし。(ミルクを)作るのも結構手がかかるし。ビニール袋をクシャクシャさせると泣き止むとか、掃除機の音を聞かせると泣き止むとか、書いてあること片っ端からやってみてもダメで・・・もうその日その日生きてくだけで精一杯で・・・結局会社行けなくなって会社辞めちゃったんです。でも失業手当も出たし、とにかくまずこの生活に慣れようと思って。可愛い時期の息子と毎日いられると思ったら贅沢だって気持ち切り替えて・・・ひゅうがには友達いっぱいいる人間になってほしいし。自分もママ友っていうんですか?せっかくだから作ってみようと思って公園デビューしたりしたんですけど。普通働いている時間にベビーカーを押してる男っていうだけでもう避けられたり。気後れしちゃったり。元々人付き合いが上手い方じゃないんで。そうなるとコンプレックスみたいなのがガーッと出てきて。こいつもきっと俺みたいになるんだろうな・・・とか。目立たなくて話も下手で損ばっかりして。そもそもこいつ生まれてきて幸せなのかな?とか。ネガティブなことばかり考えるようになって。ただ・・・ちょっとおかしくなりかけてた頃にあの店長(ベーカリー麦田)を見かけたんです。」

『赤ん坊にも俺の魅力が伝わる』と言って他人の赤ちゃんをあやすベーカリー麦田 店長の姿を見て、『だったらあんたもうやってくれよ』と思った専務の父は、ベーカリー麦田の店の前に専務を置いたとのこと。

専務の父:「本当にすいません。」

みゆき:「でも・・・また同じことやるんじゃないんですか?今は会いたくなったのかもしれないけれど、捨てた時と状況は何も変わってないわけですよね?辛くなったら、また同じ事するんじゃないんですか?」

専務の父親とみゆきの言葉を静かに聞いていた亜希子さんは、

亜希子:「みゆき、専務は結構手がかかる子なんですよ。」

みゆき:「でも。それでも普通捨てたりとか考えないでしょ?!皆しんどくても頑張るわけじゃん。相手赤ん坊なんだから。赤の他人の私達だって専務の事邪魔だなんて思ったりしなかったじゃない。人としてそれが普通でしょ?!」

亜希子:「私はしましたよ。」

みゆき:「・・・え?」

亜希子:「初めの頃、なぜお泣きになるのか全く分かりませんし、言葉は通じませんし、こんなことが日々続いたら冗談ではないと。」

みゆき:「でも。それでもさぁ」

亜希子:「マイナスな気持ちから引き返せたのは、すぐにみゆきや店長・下山さん・はるみさん、皆さんが助けてくれたからです。あれがなければ、私はそれこそもっと早く警察に届けることを考えたと思います。お世話から逃げる為に。つまり、この方の問題は資質ではなく環境なのではないか・・・と申し上げたいのです。」

大樹:「環境?」

亜希子:「少しの間抱っこを替わってもらえるだけで、親は冷静になれます。何より抱っこを替わってもらえる・いざとなったら助けてもらえるという事実が力を与えてくれるんです。」

みゆき:「でも。」

大樹:「みゆき、さっき俺ね、捕まえた時あの人、こうやって体張って赤ちゃんだけは守ってたんだよね。」

みゆき:「だから何?」

大樹:「だから・・・親だなぁって。」

亜希子:「この方には、ちゃんと『もを守りたい』という気持ちがあると思います。足りないのは助け。ただそれだけだと私は思います。そして幸いそう遠くにお住まいではないようです。ならば、私達は時折この方の人手となりにいく。そうすれば、可愛い専務とも会えますし。そういうプランではいかがでしょうか?」

大樹:「一緒にこの人の所に行こうよ。みゆき」

みゆき:「大樹君は受験でしょ?」

大樹:「ちょっとくらい・・・」

みゆき:「いい!お母さんと行くから!会いに行くからね、専務。」

 

義母と娘のブルース正月SP~亜希子 ゴルディックに個人で再提案する~

夜のゴルディックジム1号店にて、ゴルディック社長がトレーニングをしている所に亜希子が現れます。

亜希子:「本当だったんですね。毎年オープン記念日にはこの1号店に来てトレーニングをなさると言うのは。以前、御社の業態改善案をプレゼントしました元アクセルビジネスパートナーズの宮本です。」

ゴルディック社長:「・・・あぁ~。」

亜希子:「実は今日は、これを渡しに上がりました。御社への再提案・お願いでございます。」

ゴルディック社長:「アクセルさんと何かやってるみたいやけど、俺は知らん。」

亜希子:「アクセルは関係ございません。あくまで私個人からのお願いです。」

ゴルディック社長:「私個人ってどう言う意味?」

亜希子:「私はクビになりましたので・・・」

ゴルディック社長:「クビ?なんでまたクビに?」

亜希子:「・・・やはり。」

ゴルディック社長:「え?」

亜希子:「いえ。もとかくクビになりましたので、今日は個人でお願いに上がりました。」

ゴルディック社長:「さっきからお願いお願い言うてあんた・・・」

亜希子:「1人の親として子が生きていく社会を考えた時、御社には是非こういう役割を果たしてほしい・・・と思うところが分かりました。故に敢えて『お願い』という表現を取らせて頂きました。」

 

ゴルディック社長のトレーニングマシーンのスイッチを切る亜希子。

亜希子:「先のご出席を頂きましてから、もう一度ゴルディックグループについて勉強し直し、社長がこのジムを立ち上げられたおりのお話を知りました。社長がまだここで銭湯を営んでおられた頃、スポーツジムは一部の富裕層のものでしかありませんでした。皆が公共施設のように利用できるものであってほしい。そうお考えになった社長は、銭湯をジムに転換し、安さを前面に打ち出したゴルディックジムは大成功をおさめ、1企業でありながら、スポーツジムの大衆化に一役買ったと言われています。」

亜希子:仕事は人の為に起こすものであり、また人というのは、その仕事を成り立たせるためにいる・・・社長の理想のビジネスは、そのような循環のイメージを持っていると理解しました。そんな社長、そうして始まったゴルディックグループであるからこそ、答えてほしいニーズがあります。どうかお目通し頂けませんでしょうか。」

ゴルディック社長:「なら・・・あんた読んでくれますか。」

亜希子:「・・・は?」

ゴルディック社長:「俺今トレーニング中や。」

亜希子:「はい!THINK FUTUREゴルディックは日本のお父さんお母さん子ども達、そしてこの国の未来を全力で応援します。」

 

~ゴルディック本社 会議室~

亜希子:「THINK FUTURE まずはこのキャッチフレーズの元、グループ内各企業において、子育て支援に繋がるサービス・商品を開発します。これに関しては、各事業内での開発もありますが、例えば採算店舗を子育て層ににごたい転換した上で預かりサービスをつけるなどグループを利用した改善も一考かと存じます。その一方で、現在双方向性を持たない各事業の利用会員をグループ全体の統一会員として再組織。そして利用に応じて会員にはポイントを付与。そのポイントはもちろん割引にも使えますが、子育てのサポートネットでも使えるという仕組みを作ります。子育てサポートネットというのは、会員間でお迎えやちょっとした子どもの預かりなど子育てのサポートをし合う互助的なネットシステムです。」

亜希子:「会員は、そのポイントを渡して別の会員にサポート依頼をすることができ、自分が依頼を引き受けた場合は、ポイントをもらえるということになります。ポイントでのやり取りですから、金銭の負担はゼロ。子育て中の方を応援したい方は、必要とする方にポイントを寄付することもできるという画期的なサービスです。孤独に育てると書いて『孤育て』。多くの人を悩ませるこの社会的な課題を、このサービスを機能させていくことで改善していく。その先には、子育てがしやすく、ゆえに多くの人が子どもを持とうという社会を作ることができるかもしれません。全ての人に健康と福祉を。それをゴルディックというグループの目指す仕事として頂きたい。これが1人の母親としての、私からのお願いでございます。」

この提案が無事通った亜希子。

~亜希子の元勤務先『アクセル・ビジネスパートナーズ』内~

ボス:「What?!何で急に契約解除になるんですか?!ゴルディック・・・何があったんだ!!」

 

義母と娘のブルース正月SP~亜希子 みゆきの部屋でアレを見つける~

みゆきの部屋を掃除していた亜希子は、天井裏にあった可愛いふなっしーのパッケージのゴムを見つけます。

みゆきのモノなのか確認したが、みゆきは違うと否定します。

亜希子:「なぜラムネがあんな所にあったのでしょうか?」

みゆき:「え?」

亜希子:「ピーピーラムネですよね?懐かしい。みゆきは知りませんか?」

みゆきは同じ勘違いをしている亜希子に笑いが止まりません。

 

 

義母と娘のブルース正月SP~ゴルディックが乗っ取られた亜希子~

ゴルディックの秘書より、『ゴルディックが乗っ取りに合ったことで社長が替わった。新しいプロジェクトを中止するように言われている』と電話があった亜希子は、すぐさまゴルディック社に出向き、元社長代理としてゴルディックを乗っ取ったファンドマネージャーと話し合おうとします。

ゴルディックを乗っ取った張本人と初めて顔を合わせた瞬間、亜希子は言葉を失います。

なぜなら、亜希子の元夫にそっくりの人物(岩木良治)が目の前に現れたから。

義母と娘のブルース お正月SPの続編はいつ?

義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャルが、亜希子の元夫そっくりの人物登場で終わり衝撃を受けた方が多くいます。

原作のマンガでは、娘 みゆきが結婚・出産した後に義母は亡くなってしまうストーリーになっていました。

原作とは大きく異なるテレビドラマオリジナルストーリーなだけに、元夫そっくりな良治と亜希子がどんな風に絡んでいくのか楽しみですよね。

公式サイトでは現在続編の情報は明かされていませんが、恐らく2020年の春もしくは夏クールに続編が放送される可能性が1番高いでしょう。

 

【まとめ】【ネタバレ】義母と娘のブルース正月SPの続編はいつ?画像有

Paravi(インターネットテレビサービス)にて、義母と娘のブルース正月SPの小ネタドラマ【義母と娘の間のフェルマータ】(ベーカリー麦田 店長編・ファンドマネージャー良治編・大樹編)全3話が配信されています。

Paravi【義母と娘の間のフェルマータ】

もし小ネタも気になる方は観てみてくださいね。

地上波テレビ放送で第2弾の連続ドラマ『義母と娘のブルース2』が放送されることを願っています。

KAO
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